がんと言われたら

がんに関する信頼できる情報を集める。

がんと言われたら、誰しも頭の中が真っ白になります。しかし、この時こそ冷静に。まずはあなたの癌がどのようなものなのか、信頼できるサイトから情報を集めましょう。

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身近な人ががんになったときに役立つ知識76身近な人ががんになったときに役立つ知識76 2016/11/18

知らないから不安になる!

病気の不安が解決する1冊です。

現役の国立病院の医師が、がんにまつわるさまざまな疑問にお答えします!

病院選び、手術、抗がん剤、放射線治療、治療費、がん保険、食事、生活、仕事との両立、そして緩和ケアまで、がんで知りたいことすべて。自分が病気になたときにも使えます。

患者さんから、よく聞かれる質問にズバリお答えします! たとえば……

Q治療するならがん専門病院がいいの?

Q早く治療を開始したいのに検査ばかりで時間がかかるのはなぜ?

Qがんの治療費と、治療以外にかかるお金はどのくらい?

Q健康食品やサプリメントとは、どうつきあえばいいの?

Q治療と仕事との両立はできる?

Q治療費が高額になったら、お金が戻ってくるってホント? ほか

主治医に直接聞けない悩みも、これで解決です


振り回されない「がん」医療 - 病理医だけが知っている“本当振り回されない「がん」医療 - 病理医だけが知っている“本当"の診断最前線 - (頼りになるお医者さんシリーズ) 2016/3/15

がんについての情報は書店やインターネット上にもあふれ、現在の医療の不備などを書き連ねて医療不信を煽る書籍やサイトなども増えている昨今、自分や家族などが「がん」に直面したときに、適切な情報を得て、納得できる医療に出会うにはどうしたらよいのでしょうか。本書では、がんの“審判"ともいわれる病理専門医が、がんの虚像と実像を解き明かしつつ、がん医療の最前線をお伝えします。

「“がん"宣告は人生にとって大きな試練であることは間違いありませんが、がんの実像をつかみ、得体のしれない悪魔にでも取りつかれたような絶望感からは抜け出してほしいと思います(中略)読者の皆さんや知り合いが、過剰ともいえる玉石混合の医療情報に振り回されず、医師との信頼関係を築き、納得した医療を受けられるようにするにはどうすればよいのかについて、なるべく率直にそして正直に綴りました」(本文より)


家族ががんになりました家族ががんになりました 

がんと戦うために心を守る!

がんは2人に1人がかかる身近な病気です。その診断の衝撃は大きく、がんを受容しきる前にがんとの戦いが始まり、大きな心理的負担となります。

近年、そうした状況で患者さんやご家族の心のケアが、がんそのものの治療にも欠かせないことが知られてきました。

ご家族ががんと診断されたときに

長年、がん治療に取り組む患者さんとご家族を見守り続けてきた、がんと心の関係の専門医である精神腫瘍医の著者が、がん治療の基礎知識など、ご家族に知っておいてほしいこと、患者さんの支え方、そしてご自身の心の守り方を豊富な事例とともにわかりやすく解説します。


がんとともに、自分らしく生きる―希望をもって、がんと向き合う「HBM」のすすめ―がんとともに、自分らしく生きる―希望をもって、がんと向き合う「HBM」のすすめ―
2016/3/24

抗がん剤を使うかどうかよりも、何のために使うかが重要です―。
現在、東京・虎の門病院臨床腫瘍科で腫瘍内科医としてがん治療を担う高野先生。
「HBM(人間の人間による人間のための医療)」を掲げ、患者さんの生き方に寄り添う治療をすすめていらっしゃいます。
そんな高野先生が、自身の腫瘍内科医としての考えや、これまで出会った患者さんとの経験をもとに、「がん」という病気や治療に対する不安や疑問に、答えてくれる一冊です。

 

「がん治療の虚実」のsho先生も絶賛しています。有用書籍の紹介

  • がんと共に生きる →がん治療は勝ち負けではない
  • 抗がん剤は元気になるために使うもの →このことをはっきり表現してくれる書籍は今まであまりなかった!
  • 抗がん剤を使わないという選択 →抗がん剤は使える多くの治療法の一手段に過ぎない
  • 抗がん剤の効果と副作用のバランス →「効く、効かない」「副作用がきつい、きつくない」という二者択一ではない
  • がんのイメージに苦しむ患者さん →「がん=死」という過剰なイメージが患者さんを無用に苦しめて、正常な判断を妨げている
  • 抗がん剤が人生のすべて? →「治療する事」自体が目的になってしまっている人がいる。本当の目的は本人の苦痛緩和と希望の保持
  • がんになっても人生が終わるわけではない →がんを意識せず日常を楽しむ考え方に行き着くことも可能

がん研が作ったがんが分かる本 【新装版】-初歩から最先端、そして代替医療までがん研が作ったがんが分かる本 【新装版】-初歩から最先端、そして代替医療まで

内容紹介
がんの手術数で圧倒的に日本一、つまりがん患者から最も頼りにされている、がん研有明病院。その幹部職員13人が、それぞれの専門分野を解説し、がんの初歩から最先端治療さらには代替医療までカバーした。どの類書よりも偏りがなく、分かりやすく出来ている。
出版社からのコメント
患者さん本人が医療を上手に使いこなすのに役立つだけでなく、家族や友人などががんになってしまったという場合にも、大切な人の身に一体何が起き、これから起きようとしているのか、を大掴みできるので、行動のヒントになります。がんについて教えなければならない教師の皆さんの参考書にも最適です。


最新版「がん」の医学百科最新版「がん」の医学百科 2016/8/26

本書は、がんにかかってしまった人やその家族が知りたいこと、知るべきことをわかりやすく詳細に解説した本です。2005年に初版、2010年に改訂版を刊行し、このたび医療の進歩に合わせた新情報を加えて全面的に改訂し、最新版としました。

いま、医療は「インフォームド・コンセント」「エビデンス・ベースド・メディスン」をキーワードとする新しい時代を迎えています。前者は医師による説明と患者さんの同意、後者は科学的根拠にもとづく治療を意味しています。自分の病気はどんなものであり、そのたえの医療はどんなものがあるのか。患者さん自身が判断し、最善の治療法を選択する時代なのです。判断と選択のためには正しい知識が必要であり、本書がその一助となることを願っております(はじめに、より)  


図解 がん治療を受ける前に知っておきたい55のこと図解 がん治療を受ける前に知っておきたい55のこと
日本のがん医療を牽引するがん研有明病院顧問(前国立がんセンター病院長)とTBS「サンデー・ジャポン」でのわかりやすい解説が評判の山王病院副院長が送る!世界で一番わかりやすい、がん治療解説の決定版。

 

 

 


その「がん宣告」を疑え 病理医だから見分けるグレーゾーン (講談社+α新書)その「がん宣告」を疑え 病理医だから見分けるグレーゾーン (講談社+α新書)
「見落とし」と「誤認手術」はこうして起こる
「本物か否か、どんな種類か、どの段階なのか」を見極められる病理医が不足している!
「がん」であるかどうか、大多数の方は「主治医が診断した」と思っているのではないでしょうか。しかし、一部の例外を除き、最終的にがんか否かの診断を確定しているのは「病理医」という医師たちなのです。

 


がんを告知されたら読む本―専門医が、がん患者にこれだけは言っておきたい“がんがんを告知されたら読む本―専門医が、がん患者にこれだけは言っておきたい“がん"の話

がんと闘うためには、まずがんのことを知らなければならない

抗がん剤、病院選び、がんの正体……

知っているようで知らない、がんの基本的な知識。

なぜ、がんができるのか?

がんのどこが怖いのか?

あなたは知っていますか?

妻と父を“がん"で失った医師が<がん治療の基本>を分かりやすく伝える

患者さんやご家族が、がんの基本的な知識を

正しく俯瞰的に得ることは容易ではありません。

担当する医師は忙しく時間がないからです。

ただ、本ならば何度でも読み返せます。

そのために本書を執筆しました―本書より

まずは落ち着いて本書を開いてください。

不安に襲われたときは何度でも繰り返し、この本を開いてください。

たとえがんであっても、治療をしつつ人生を楽しんでいる患者さんやご家族が

たくさんいることを忘れずにいてください――本書より

 

【私のブログ記事】今日の一冊(21)『がんを告知されたら読む本』

ビオセラクリニック院長の谷川啓司医師の本です。ビオセラクリニックは東京女子医科大学病院の関連施設で、活性化リンパ球療法、樹状細胞療法などの免疫細胞療法、局所・全身温熱療法(ハイパーサーミア)を提供している病院です。

標準治療は女子医科大病院で、代替医療はビオセラクリニックでと、同じ患者に対して連携することで、別の法人ですから「混合診療」ではなくなりますね。そのための施設でしょう。「国に政策があれば、民には対策がある」わけだ。

病院の紹介ページにもあるように、

    免疫細胞療法を行っている医療機関によっては、他治療と併用しながらでも縮小していることを、あたかも免疫細胞療法の治療効果のごとく宣伝し紹介していることがあります。しかし上に示した通り、免疫細胞療法単独で、新たな転移を抑えるような効果はよくありますが、出来上がったがんを縮小させることは基本的に難しく、縮小は併用している抗がん剤の効果に大きく左右されています。

    免疫細胞療法では“がんの縮小なき延命効果”という現象で、また世界的に評価を受け始めているのです。 

と、決して免疫細胞療法でがんが治るとは宣伝していません。あくまでも癌と闘う主役は免疫であり、これらの治療法は免疫の働きを助けて「元気で長生きして、できれば本来の寿命を全うするまで生きる」ことが目的だと述べています。手術ができないがんの場合、抗がん剤で完治することはまずありません。延命効果が期待できるだけです。どれだけの時間延命できるかの鍵は、自分の免疫力をどれだけ高く保つことができるのかにかかっているのです。

この本でもその主旨は貫いています。決して樹状細胞療法を一方的に宣伝して勧める本ではありません。(実は読むまではその手の本かと想像していた)とは言っても、自分の信じている治療法にはバイアスがかかるのはある意味仕方がないでしょう。近藤誠氏も手術・抗がん剤は止めろと言いながら、自分が放射線医だったから放射線治療に対してはある程度勧めています。ま、バイアスをさっ引いて読めばよろしい。

読んでなるほどと思ったことがいくつかあります。

一つは、抗がん剤はがん細胞を殺しているのではなく、がん細胞の分裂をじゃまして増殖を抑え、その間に自分の免疫力ががん細胞を退治する手助けをしているのだということです。抗がん剤の耐性ができるまでに、できるだけ免疫をあげて丸剤棒の数を減らすことが、長生きできる鍵です。主役はあくまでも「免疫」なのです。

抗がん剤の効果が無くなったら、治療を止めることで免疫力が上がり、返って長生きできることも多いのです。

代替医療・サプリメントに対する考えも、私のこれまで書いてきたことと共通しています。確実にプラスになるかどうか分からなくても、有害でなく(そして高価でなければ)今やっているの治療に悪影響がないのなら、それを利用するのは患者の権利です。むしろ能動的に前向きな姿勢が患者自身の免疫力を高め、治療の補助をし、がんに対して抑制的に働くはずです。だから、副作用がなく「有害でない」確証があれば可能は範囲で一つでも多く利用すれば良いのです。

(できれば小規模であっても、ヒトに対するエビデンスがある方が望ましいのは言うまでもない。ただ、代替医療だから当然「効果あり」と「効果なし」の研究が混在している)


親ががんになったら読む本親ががんになったら読む本
親ががんになったとき、どう声をかけたらいいか、親の気持ちがわかる。高齢者のがんの特徴や、医師との上手な接し方なども解説。

 

 【私のブログ記事】今日の一冊(34)『親ががんになったら読む本』

 「愛」という字は「心」を「受」け止めると読むことができます。いきなりがん告知をされ、知識も覚悟もないままで「患者」と「その家族」という立場に立たざるを得なくなったとき、患者の心を受け止めること、すなわち患者を愛することが大切です。

患者に対しては「もっと自己中になりなさい」と助言します。そして病院スタッフや家族に遠慮しすぎないで「少しの勇気を」持ちなさいとも。

患者は家族にも、いや家族だからこそ遠慮をするのですね。そうした親の気持ちのありよう、接し方や死への不安に対してどのように対処するかを助言しています。 


もしも、がんが再発したら――[患者必携]本人と家族に伝えたいこともしも、がんが再発したら――[患者必携]本人と家族に伝えたいこと

がんの専門家と体験者がともにつくった本

もしも、がんが再発したら――患者や家族・支援者はどのように再発を受け止めるのでしょうか。また、どのような治療法や支援サービスが用意されているのでしょうか。

患者の方々に寄り添い、支えることの助けとなることを目指して、実際に再発がんを体験された方々とともに「信頼できる情報で、わかりやすく、役に立つもの」をまとめました。

心構えのこと、病気や治療の知識から、費用・支援制度・療養に役立つヒントまで、がん患者さんとご家族にとって必要な情報がまとまっています。

● 自分の気持ちと上手に付き合うためのヒント

● 体験者や家族の病気との向き合い方

● 治療の知識や支援の仕組みをわかりやすく解説


がんはなぜ生じるか―原因と発生のメカニズムを探る (ブルーバックス)がんはなぜ生じるか―原因と発生のメカニズムを探る (ブルーバックス)
がんに関する情報が溢れているが、それらの多くは、整理されないまま断片的に提供されている。本書では、何ががんをつくり、それがなぜがんをつくるかを整理分類して説明した。発がんについて正しく理解するための一冊。

 

 

 


メモするだけでラクになる「がん手帳」のつけ方メモするだけでラクになる「がん手帳」のつけ方
著者の相羽先生は抗がん剤の権威ともいわれる専門家ですが、「患者さんの治療を少しでもラクに」するために、 できることは何でもしよう、という精神で、ずっと「手を動かしてきた」医師です。 相羽先生が15年前から作り始めたのが、抗がん剤治療患者さんのための「手帳」。 主に、在宅治療中の副作用の記録を集約し、治療に生かすために、 「簡単に」「正確に」つけられる手帳を開発し、改良を重ねてこられました。

 


がん患者力がん患者力
この国のがん医療は救える命を救っているのか?多くの欠陥や矛盾をはらむ日本のがん医療。その現実を知っていることが、がんを生き抜く力になります。本書は「ドキュメンタリーの手法を借りた医学実用書」です。全国取材と2500人アンケートで浮かび上がった患者・家族の真の姿。

 

 

 


患者のための医療情報収集ガイド (ちくま新書)患者のための医療情報収集ガイド (ちくま新書)
貝原益軒は「医は仁術なり」と言った。かつて医者は俗人が知り得ない広い知識と高い志を持って人々を救ってくれる、そんな存在だった。今はどうだろう。インターネットの普及により、医療情報は公開され、医学はめまぐるしく変化・発展し、ひとつの病に対する治療法もひとつではなくなってきた。「あなたはどの治療をお望みですか」と医者に患者が訊かれる時代。本書では、あなたにピッタリの、質の高い情報を手に入れるテクニックを伝授。