医学・医療・EBM

人体 ミクロの大冒険 60兆の細胞が紡ぐ人生 (角川文庫)人体 ミクロの大冒険 60兆の細胞が紡ぐ人生 (角川文庫) 2017/4/25

内容紹介

生命が40億年の歳月をかけてつくりあげた壮大な仕組みを巡る旅へ――

人はどのような細胞の働きによって生かされ、そして、なぜ老い、死ぬのか。本書は私たちが個として生まれ、成長し、死ぬ仕組みを読み解こうという壮大な「旅」である。大反響を呼んだ番組を文庫化。

【目次】

はじめに

第1章 「私たちが生きている」ということ

第2章 成長とは何か ~誕生から思春期まで~

第3章 あなたを変身させる“魔法の薬”

第4章 老いと死 宿命との戦い

終章 もうひとつのエピジェネティクス

あとがき

内容(「BOOK」データベースより)

人はどのような細胞の働きによって生かされ、そして、なぜ老い、死ぬのか。生命が40億年の歳月をかけてつくりあげた壮大な仕組みを知り、命の尊さ、命を育む環境に思いを馳せる。本書は私たちが個として生まれ、成長し、死ぬ仕組みを読み解こうという壮大な「旅」である。遺伝の仕組みに比べて解明が遅れていた「育ちのメカニズム」が今、明らかに―。大反響を呼んだNHKスペシャル同名番組を文庫化。


遺伝子は、変えられる。――あなたの人生を根本から変えるエピジェネティクスの真実遺伝子は、変えられる。――あなたの人生を根本から変えるエピジェネティクスの真実 2017/4/20

食事、仕事、人間関係、環境……

何気ない日常が、遺伝子を変える!

遺伝にまつわる「新しい常識」となった

最新科学「エピジェネティクス」のすべてを、

全世界注目の「遺伝学者×医師」が語り尽くす!

「遺伝=運命」は、もう古い!?

世界18か国超で大絶賛の話題書、ついに日本上陸! 

最新科学「エピジェネティクス」のすべてを、全世界注目の「遺伝学者×医師」が解き明かす!食事、仕事、人間関係、環境…何気ない日常が、遺伝子を変える!?世界18か国で大絶賛!


患者さん・ご家族・一般市民のための膵がん診療ガイドライン2016の解説患者さん・ご家族・一般市民のための膵がん診療ガイドライン2016の解説 2017/4/26

インターネット上にあふれる情報には必ずしも正確とはいえないものがある。本書は、科学的根拠や治療により患者さんに生じる利益や害を厳しく検証して作成された医師用『膵癌診療ガイドライン2016年版』の成果を、膵がんと闘う患者さん・ご家族だけでなく、広く一般市民に届けるために作成された。33のQ&Aにより、膵がんとその診断・治療の最新知識をやさしく解説している。  

 


ワインバーグ がんの生物学(原書第2版)ワインバーグ がんの生物学(原書第2版) 2017/6/7

がん研究の第一人者として世界的に著名なロバートA.ワインバーグの名著「The Biology of Cancer」の改訂版.がんの生物学の歴史や分子生物学を駆使した最先端の基礎研究から臨床研究,治療について分かりやすく解説された本書の初版翻訳版は日本翻訳出版文化賞を受賞.今版でもストーリー性のある理解しやすい解説と多くの図・写真は健在.この間に解明されたこと,進展した治療法などの情報更新がなされ,さらに“がん”の正体に迫っている. 

 

 


安全ながん薬物療法のために 知っておきたい薬のハンドブック安全ながん薬物療法のために 知っておきたい薬のハンドブック 2017/3/23

内容(「BOOK」データベースより)

五十音順、抗悪性腫瘍薬の事典+副作用対策。

著者について

小松 嘉人(コマツ ヨシト):北海道大学病院腫瘍センター 副センター長/診療教授

石岡 明子(イシオカ アキコ):北海道大学病院 看護師長/がん看護専門看護師

三宅 亜矢(ミヤケ アヤ):北海道大学病院 副看護師長/がん化学療法看護認定看護師

 


人はなぜ老いるのか 遺伝子のたくらみ (朝日文庫)人はなぜ老いるのか 遺伝子のたくらみ (朝日文庫) 2017/1/6

人はなぜ老いて、死ぬのか。

それは、あらかじめ決められた遺伝子プログラムだ。

死が遺伝子プログラムの一環であるならば、

あまりおおげさに死を受け取るべきではない。

遺伝子で人生を見直し、潔い人生観を導く、著者ならではのエッセイ。

 


ダメな統計学: 悲惨なほど完全なる手引書ダメな統計学: 悲惨なほど完全なる手引書 2017/1/27
科学の世界では統計が非常に重要である一方、当の科学者は統計についてよく分かっておらず、しばしば統計を誤用する。本書は科学の世界にはびこる「ダメな統計学」について、現実に起きた事例を豊富に紹介しつつ、コンパクトに解説を行う。実際に統計を使う科学者、科学者を目指す学生、そして仕事で統計を扱う人に向けた必読書。

“ 科学者は、統計教育を受けてこなかった。そして、科学に関する大学学部課程の多くで、統計の訓練はまったく求められていない。”

一般のニュースでも見聞きするようになったp値や「統計的に有意である」という言葉が、本当は何を意味するのか、というところから始めてくれる本書は、絶好の統計入門書である。


このまま死んでる場合じゃない! がん生存率0%から「治ったわけ」「治せるわけ」このまま死んでる場合じゃない! がん生存率0%から「治ったわけ」「治せるわけ」 2016/12/2

内容紹介

これは、みんな患者さんがお医者さんにいわれたことです、あなたならどうしますか?

「再発したら絶対に治らない。延命治療しかない」「あなたの治療のためにほかの人の治療が後回しになる、セカンドを希望するなら次の抗がん剤の予約はキャンセルする」「もう化学療法しかない」「抗がん剤治療は全国どこでやっても同じだから、地元に帰ったら。こっちで死なれても困るし」「薬に効き目がなくなったら余命一年」「もうしばらく様子を見ましょう」

――余命三ヵ月、全身多発転移から、治したお医者さんと治った患者さんの「がんと闘う武器と盾対談」。再発したら治らない? そんなこといったい誰が決めたのでしょう? 治らない理由がわかれば、治る理由がわかる。希望は常識の向こうにあった!

私のブログ記事 「今日の一冊(66)『このまま死んでる場合じゃない!』


がん治療革命 「副作用のない抗がん剤」の誕生がん治療革命 「副作用のない抗がん剤」の誕生 2016/11/9

「全身転移のがん患者が治った。奇跡の抗がん剤は、忘れられていた薬である。その秘密は意外にも、薬の運び屋『トロイの木馬』であった。ノーベル賞候補と目される独創的な医学者、前田浩の執念が実った」――黒田登志夫氏(東京大学名誉教授)

末期がん患者がなぜ「完全寛解」と宣告されるまでに回復したのか?「副作用のない抗がん剤」誕生の軌跡と、治療を受けた患者の証言がここに。

 

奇跡の抗がん剤は、忘れられていた薬だった 『がん治療革命 「副作用のない抗がん剤」の誕生』 (奥野修司 著)


大場先生、がん治療の本当の話を教えてください大場先生、がん治療の本当の話を教えてください 2016/11/12

がんは他の病気とどう違うの?

がんは遺伝する?

がんの手術の名医とは?

副作用のある抗がん剤の役割って?

「切らずに治す」は本当?

良い緩和ケアとは何?

先進医療、先端医療を選ぶべき?

クリニックの免疫療法は効くの?

食事療法や漢方でがんは消える?

がん検診は意味がない?

etc

外科医と腫瘍内科医の2つの専門性を有する気鋭のがん専門医が、がん治療にまつわる43の疑問にわかりやすく答える1冊。

近藤誠理論はもちろん、患者を惑わすエセ医学を一刀両断。自身ががんになったとき、愛する家族や友人ががんにかかったとき、賢く主治医を選び、賢く情報を選択して、賢い患者になるための必読書。


やさしく学べる がん免疫療法のしくみやさしく学べる がん免疫療法のしくみ 2016/10/15

第4のがん治療として注目高まる「がん免疫療法」の入門書.がん抗原とは?抗PD-1抗体はなぜ効くの?副作用は?細胞療法とワクチンの違いは?などの基本知識を、豊富なイラストとともにやさしく,正しく解説します.

【目次】

プロローグ─「がん免疫療法」って何ですか?

まずは「がん免疫療法」の定義から

簡単に、免疫学のおさらいをしましょう

がん免疫療法の効果の鍵は、がんに対する特異性

第1章 がんと免疫の関係

私たちの体では毎日無数のがん細胞が生まれている

T細胞は「がん抗原」を認識してがん細胞を攻撃する

がん細胞はどのように免疫監視機構をすり抜けるのか?

がん微小環境における免疫抑制のしくみ

第2章 免疫チェックポイント阻害剤のしくみ

免疫チェックポイント分子はT細胞の暴走を抑えるために存在している

抗PD-1/PD-L1抗体や抗CTLA-4抗体はT細胞のブレーキを解除する

なぜ免疫チェックポイント阻害療法が注目されているのか?

免疫チェックポイント阻害療法の副作用

免疫チェックポイント阻害療法の効果をいかに予測するか?


エピジェネティクス (新・生命科学シリーズ)エピジェネティクス (新・生命科学シリーズ) 2016/9/30

エピジェネティクスとは、「DNAの塩基配列の変化に依らず、染色体の変化から生じる安定的に継承される形質や、そのような形質の発現制御機構を研究する学問分野」のことである。

本書は、生命科学のなかでもとりわけ進歩の著しいこのエピジェネティクスについて、前半ではその概念やエピジェネティックな現象の背景にある基本的なメカニズムを解説し、後半ではエピジェネティクスに関係する具体的な生命現象や疾病との関係などをわかりやすく紹介した。

エピジェネティクスを理解するためには幅広い学問分野の基礎的な知識が必要となるが、初学者も学びやすくなるように、脚注を多用して用語解説や本文の補足説明を盛り込み、また専門性の高い最新の知見もできる限り取り上げた。

 

エピジェネティクスをがん治療へ応用する研究も進んでいる。


がん患者の「知りたい」がわかる本 日常生活の安心を支援するQ&A集がん患者の「知りたい」がわかる本 日常生活の安心を支援するQ&A集

●「薬の副作用が後遺症になるの?」「仕事はどうする?」「家族と同じお風呂に入っていいの?」、「不安で夜も眠れない」――。

がん患者さんが本当に知りたい67のQ&Aを専門家がわかりやすく解説!

本書は、実際に患者からよく寄せられる日常生活に関する質問を厳選し、Q&A形式でまとめました。がん化学療法を続けるなかでの食事や入浴、旅行といった身近な話題や、仕事や医療費などの経済的な問題、患者本人や家族が直面する心の問題まで、これを読めば、がんという疾患を抱えながら患者が普段どんなことに疑問や悩みを感じているかがわかります。

また、それぞれの質問に対する適切な回答を、専門家の視点からわかりやすく解説しています。近年注目されている「がんサバイバーシップ」の理念のもと、QOLを重視したこれからの患者サポートには欠かせない1冊です。


がんとの賢いつきあい方 (朝日新書)がんとの賢いつきあい方 (朝日新書) 

文化放送の人気ラジオ番組「キャンサー カフェ」のパーソナリティーで、がん研有明病院の名誉院長が、最先端の治療法を含めた、がんのすべてを語る。

番組に出演し、がん体験を語った有名人たちのエピソードが随所に! 医者との賢い付き合い方も伝授。

【私のブログ記事】今日の一冊(36)『がんとの賢いつき合い方』

 

●序章――「がん撲滅」への10年間の歩み 

●第1章――“がんは治る"時代の新常識 

●第2章――神の手―ゴッドハンド―はいらない 

●第3章――“がんを生きる"人々 

●第4章――医師と患者のコミュニケーション学 

●第5章――“自分らしく"生きるために大切なこと 


「やみくも抗がん剤」にNo! 再発・転移がんと闘う方法 東京放射線クリニック式モグラ叩き療法で、出てきたがんを狙い撃ち「やみくも抗がん剤」にNo! 再発・転移がんと闘う方法 東京放射線クリニック式モグラ叩き療法で、出てきたがんを狙い撃ち

 

「東京放射線クリニック」院長 柏原 賢一医師の本。

 【詳細はこちらに

●再発・転移がんに「もう抗がん剤治療しかない」にNO!

アメリカではがん治療の約60%が放射線治療(日本では約25%)。しかし日本ではまだ、複数転移への放射線治療はほとんど行われていない。2015年8月にはカーター元大統領が4か所の転移がんへの放射線治療を始めると発表するなど注目を集めており、再発・転移がんへの最先端の放射線治療は、情報を求めるがん難民への、力強い提案となるはずである。


がん 生と死の謎に挑むがん 生と死の謎に挑む

自らがん患者である筆者が、世界のがん研究及び治療の最前線を追い、導き出したものとは。アメリカ、イギリス、日本と取材は広範囲にわたり、がんの権威と呼ばれる人々、研究所を訪ね歩いた。「人類は本当のところ、どこまでがんを理解しているのか」----、それを探る旅であった。取材の途中で、長い付き合いだった筑紫哲也氏の訃報を聞く。筑紫氏が晩年書き記していた「残日録」から、ひとりのがん患者の闘いをつぶさに知り、ショックを受ける。がんをそして死を患者はどう受け入れたらいいのか、最後はその死生観も語る。

NHKスペシャルで反響を呼んだ「立花隆 思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む」がもとになっている。この番組のDVD付き。

【私のブログ記事】

  • 運動で、がん細胞が消える
    す。「立花隆の『思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む』」運動によって遺伝子の発現をコントロールし、がん細胞が炎症を利用するのを妨げたり、がん細胞のアポトーシスを誘...
  • 魚で肝臓がんリスク4割低下:国がんの無神経な発表
    用して転移をすることは、立花隆の『がん 生と死の謎に挑む』にも書かれており、NHKで放映された番組でも触れていました。関連した内容はこのブログの次の記事で紹介していま...
  • オーダーメード医療に希望はあるか?
    ります。このような話は、立花隆の『がん 生と死の謎に挑む』でも既に取り上げられていました。がん細胞の方がはるかに利口です。100年経ってもがんの征服はできないだろうと...
  • 近藤誠氏の「がんもどき」を考える
    でに紹介した本だが、立花隆も近著『がん 生と死の謎に挑む』で「自覚症状なし・危機感なし・がんばるつもりなし」と同じような決意を述べている。このブログを最初から読んでい...
  • がんと炎症の関係
    1日の立花隆の『思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む』というNHK番組の紹介記事でも炎症とがんの関係について、『がんに効く生活』の内容を紹介しました。そして、日本...
  • 立花隆の『思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む
    シャル『立花隆 思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む』でこんなシーンがあった。立花隆が一昨年に膀胱がんを告知され、NHKはその手術の様子や治療の経過を密着して追っ...

Dr.大津の世界イチ簡単な緩和医療の本―がん患者を苦痛から救う10ステップDr.大津の世界イチ簡単な緩和医療の本―がん患者を苦痛から救う10ステップ
がん患者を苦痛から救う「緩和医療」の技術は、地方や施設によって、非常に大きな医療格差があり、大きな社会問題になっています。
つまり、「緩和医療」の知識が乏しい医者が主治医になると、患者はとてつもない苦痛を味わうことになってしまうのです。
この残酷な現実を変えるには、患者や家族が、「緩和医療」に関する最低限の知識を持ち、医師に、がん患者の苦痛を取り除いてもらうことを要求していくしかありません。
本書は、非常にやさしく書かれているため、患者や家族も手軽に読むことができます。「医師」と「医療スタッフ」と「患者・家族」が共有すべき「医学知識」が書かれた今までに前例のない医学書です。


がんのPET検査がわかる本がんのPET検査がわかる本
PET画像でわかるがんの写り方とその見方・解釈、がん以外にも注意が必要な疾患。PET検査のすべてをやさしく解説。PET検査初の一般向け解説書。部位別・がん別に詳解! 

 

 

 

 


エピジェネティクス 操られる遺伝子エピジェネティクス 操られる遺伝子
今話題のエピジェネティクス。たくさんの解説書が出ているが、がん患者が希望を持てる一冊はこれ! 少し専門的ですが・・・。

 

【私のブログ記事】がんとエピジェネティクス(4)がんの原因は?

がんとエピジェネティクス(5)微小環境と自然寛解

がんの進行は、しばしば遺伝子の変異と染色体の再配列を伴うが、そのような遺伝子の変化は、エピジェネティクスの観点からは、エピジェネティックな変化がもたらした二次的なものと見なされる。また、がんの進行にも、エピジェネティックな変化は重要な役割を果たしている。がんはジェネティックに進行すると同時に、エピジェネティックにも進行するのだ。体細胞突然変異説(SMT)がそのモデルとする大腸がんでさえ、それは真実である。先に述べたように、大腸がんが進行していく各段階においては、遺伝子の新たな変異が起きる。しかし、どの段階でも、何か特定の変異が起きるわけではない。すべて、あるいは大多数のケースに共通して、大腸がんの侵襲性や転移をもたらしたと言える変異は見つかっていないのだ。その一方で、特定の遺伝子の制御異常が侵襲性に関連していることが明らかになった。

 

がん細胞と正常細胞の相互作用は、がんの進行に拍車をかけることもあれば、その進行を止めて自然寛解に導くこともある。がんの自然寛解は、体細胞突然変異説(SMT)では”奇跡”のように見えるが、組織由来説からみれば、がん細胞の正常なふるまいの範囲なのである。この自動修正は、幹細胞でも、完全に分化した細胞でも起きる。

がん細胞の周辺の微小環境に注目する組織由来説では、細胞間の相互作用が破綻すると、それによって細胞の内部環境が変化し、非メチル化などのエピジェネティックな変化が起きてがんが発生すると主張する。発がん物質は細胞の相互作用を破綻させ、その結果がんが引き起こされる。

がんの進行の第一段階はエピジェネティックな変化であり、それは逆行させることもできる。相当進んだがんでも、適切な条件を整えれば、エピジェネティックに逆行させることが可能である。微小環境論では、その適切な条件とは、免疫反応と、周囲の健康な細胞との相互作用であるとする。


DNAを操る分子たち――エピジェネティクスという不思議な世界DNAを操る分子たち――エピジェネティクスという不思議な世界
何十兆とある細胞に備わるDNA―。すべて同じDNAのはずなのに、どうしてある細胞は神経となり、ある細胞は皮膚になったりするのか?最近話題の「万能細胞」はなぜ万能であり、僕らの体の細胞そのものはなぜ万能ではないのか?そこにはDNAだけでは語りきれない、謎めいた「何か」の存在がある。「エピジェネティクス」と呼ばれる不思議で魅惑的な世界。 

 

 


がん幹細胞の謎にせまる: 新時代の先端がん治療へ (ちくま新書)がん幹細胞の謎にせまる: 新時代の先端がん治療へ (ちくま新書)
多くの病気が克服され、がんも正体が暴かれ始めた。とはいえ、いまだに人類最後の敵として、がんは私たちの前に立ちはだかっている。一方、幹細胞研究は近年最も注目され、進歩著しい研究分野だ。iPS細胞はノーベル賞を受賞した。今、両者が出会うことで、がん治療に革命が起きようとしている。その根幹をなすのが「がん幹細胞理論」と呼ばれる新しい考えだ。がん幹細胞とは何か。これからの医学にいったい何が起こるのか。その歴史から最新の研究成果まで、最先端の研究者がわかりやすく解説する。


NHKスペシャル 病の起源 がんと脳卒中NHKスペシャル 病の起源 がんと脳卒中
2013年5月にNHKスペシャルとして放送された「人類進化700万年の宿命」(13年5月18日/21:30)、「がん~人類進化が生んだ病」「脳卒中~早すぎた進化の代償」の書籍化! 人類がチンパンジーから分岐したのが700万年前。以降、二足歩行、脳の巨大化、出アフリカと進化の道を辿るのと並行して、人類はほかの哺乳類ではありえない確率で、がんや脳卒中にかかりやすくなった。それはなぜなのか?人類学、サル学、生物学、医学など多分野の専門家を取材し、人類の進化にかされた「宿命」について解き明かすスリリングな異色ドキュメンタリー。


医学的根拠とは何か (岩波新書)医学的根拠とは何か (岩波新書)
日本では医学的根拠の混乱が続いている。そのため多くの公害事件や薬害事件などで被害が拡大した。混乱の元は、医師としての個人的な経験を重視する直感派医師と、生物学的研究を重視するメカニズム派医師である。臨床データの統計学的分析(疫学)という世界的に確立した方法が、なぜ日本では広まらないのか。医学専門家のあり方を問う。 

 

【私のブログ記事】オーダーメイド医療は「既製服」

「統計学的な有意差がない」ということと、「影響がない(放射線被ばくによるがんが発症しない)」ということは、まったく違うことなのに、混同されてしまったのだ。

(もっと言えば、有意水準をどこに設定するかで、「有意差がない」「有意差がある」も変わってくる)。

“いったい、なぜ日本でこのような医学的根拠の誤解が生じてしまったのだろうか。”

「科学的根拠に基づく医学(EBM)」が日本で拡がらないことに、著者は苛立っていて、その思いが、本書『医学的根拠とは何か』には貫かれている。


EBMの道具箱 第2版 (EBMライブラリー)EBMの道具箱 第2版 (EBMライブラリー)

わが国の医療環境は、決してEBMの理念の目指すところには到達していない。むしろ、世界的にもEBMの限界がはっきりとしてきたのである。それではEBMはまったくの無用の長物に成り果ててしまったのであろうか。

EBMの限界を当初から見通していた先哲もいた。その点だけをみれば、日本は世界よりも先んじていたといってよい。すなわち、訳者らはわが国のEBMの草創期より、EBMに徹底してこだわりながらも、距離を置いてみていたように思う。

本書の題名に端的に表現されている通り、EBMそれ自身、よい医療を実現するための道具(ツール)にすぎない。そして、その道具を使うのは、さまざまな思惑を持った人間という存在である。

そして何より、EBMは臨床に活用できてこそのEBMなのだから、診療に活かせなければ論文の価値はない。”こうしたエビデンスに対する透徹した思想が読み取れるEBM書は、残念ながら、和書・洋書とも現在にいたるも本書以外には存在しない。


日本で承認されていない薬を安全に使う -コンパッショネート使用制度日本で承認されていない薬を安全に使う -コンパッショネート使用制度
抗がん剤など未承認薬の使用が必要になった時、私的な「個人輸入」ではない、公的制度としての「コンパッショネート使用」(CU)制度が存在する。世界各国のCU制度の現状と、日本のCU制度創設へむけての提言。 

 

【私のブログ記事】第4のがん治療法への期待、CU制度の構築を

「コンパッショネート・ユース」制度が来年から始まる

コンパッショネート・ユース制度はドラッグラグ・未承認薬問題の本質的な解決策にはなりません。 ドラッグラグ・未承認薬問題をこれ以上悪化させなくするかもしれませんが、改善する要因にもなりません。 CU制度の対象となる治療法は全て保険で使えるようにすることこそが本当に必要な解決策でしょう。

 

患者会などを通じて、コンパッショネート・ユース制度の早期構築を求めるとともに、患者負担を考慮して保険適用をすることを政府・厚生労働省に求めていくべきだろうと思います。


がんが再発・転移したときにまず読む本―痛み対策・緩和医療・終末期のケアがよくわかる (名医の最新治療)がんが再発・転移したときにまず読む本―痛み対策・緩和医療・終末期のケアがよくわかる (名医の最新治療)

再発・転移したがんは、多くの場合、初回とは異なる治療やケアが必要です。その時の患者さんや家族のとまどいや不安を受け止め、療養生活の指針となるきめ細かい情報を提供。

医学の発達で治癒するがんが多くなったとはいえ、いったんは治ったがんが再発・転移することもあります。「がん対策基本法」が制定され、がん医療もめざましく進歩していますが、患者さんも増加しているため、〝がん民〟などという言葉もささやかれています。再発したがん、転移したがんは初発のがんと違って、治療法が限られてしまったり、抗がん剤が効かなくなったりといった問題もあり、精神的なショックを受けて心のケアが必要な患者さんもいます。がんによる痛みをコントロールする緩和医療、完全治癒をめざさずQOLを高めるための治療法、心のケア、終末期の看取り、家族の方へのメッセー等々、つらいイメージをもたれがちな再発がん、転移がんに対して「医療の本質はやさしさである」という理念のもと、石谷理事長を先頭にスタッフ全員が患者さんのために全力を尽くす東札幌病院の治療とケアの実践の中から生まれた頼りになるガイドブックです。


難治がんと闘う―大阪府立成人病センターの五十年 (新潮新書)難治がんと闘う―大阪府立成人病センターの五十年 (新潮新書)

膵臓がん患者にとって大阪府立成人病センターは希望の星のような存在です。なにしろステージⅢで手術適用の膵臓がん患者で5年生存率が50%だというのですから。

 

最善で最新の「がん治療」とは何か?医療技術が日々進歩する一方で、氾濫する情報にどう向き合うべきなのか?半世紀にわたって国内トップクラスの水準を誇り、最先端の研究と、徹底的ながん治療を行ってきた大阪府立成人病センター。その第一線の名医たち9名が、がんの種別ごとにわかりやすく解き明かす、がん治療の正しい情報と医療の最前線。がん患者もがんになっていない人も必読の一冊。

【私のブログ記事】大阪府立成人病センターの50年

膵臓がん患者にとって大阪府立成人病センターは希望の星のような存在です。なにしろステージⅢで手術適用の膵臓がん患者で5年生存率が50%だというのですから。リンク先に詳細だデータがありますが、ステージⅠ、Ⅱなら90%以上です。この大阪府立成人病センターの50年を取材した本『難治がんと闘う―大阪府立成人病センターの五十年 (新潮新書)』が7月に出版されています。

この大阪府立成人病センターの9人の医師にインタビューしたもので、第3章に現在同センターの病院長であり、肝胆膵悪性腫瘍の外科治療における第一人者の石川治医師の記事があります。

 

同センターでの膵がんの手術数は年間で70例。石川先生は、大学紛争のあおりもあって卒業後に同センターに来られたが、外科では膵臓部門しか残っていなくて、膵臓担当になってしまったという経歴の方です。当時は年間手術数は3,4例。というのも50例くらいあってもほとんどがステージⅣbで発見されて来るので手術できなかった。石川先生は、先ず広範囲なリンパ節郭清手術を行なうことで生存率を20%に挙げることに成功する。さらに肝臓転移を押さえるためにと、手術中にカテーテルを2本入れておき、門脈と動脈の療法から抗がん剤を注入する2チャンネル化学療法を考案する。これによって5年生存率は30%(T1,2,3の合計で)にまでなる。そして2000年ころには術前放射線療法を併用することにより、UICC分類のT3(ほぼステージⅢとおなじ)において5年生存率を50%達成することができた。T1,T2は90%を超えている。


再発 がん治療最後の壁再発 がん治療最後の壁
それさえ乗り越えられれば…。2人に1人ががんになる時代、誰もが直面する最大にして最終的な問題、「がん再発」。最新の医療状況をふまえ、基本的な知識から現状と限界までをも真摯につきつめた、待望の「がん再発」総合解説書。 

 

【私のブログ記事】『再発』

著者の田中秀一氏は読売新聞社医療情報部長であり、長期連載「医療ルネサンス」を担当してきた方です。それだけに、がんに関する最新情報をもれなく網羅しています。「がん再発のメカニズム」ではがん幹細胞理論を、女王蜂と働き蜂に例えて、女王蜂の遺伝子をもった働き蜂は「一つのがんの塊であっても、性質の異なる集団としてできあがる。だから、特定のがん細胞を殺す抗がん剤を使っても、性質の異なる別のがん細胞は生き残り、治療が難しいのだ。」と説明する。女王蜂自身が自己複製するだけではなく、働き蜂の中から女王蜂に変化するものも現われる。これを可塑性と言って、正常細胞にはないがん細胞の特質でもある。まことにがん細胞は不死身の生命力を持っているようだ。「これまでの分子標的薬の多くは、がん幹細胞には効いていない」とも指摘している。細胞内の増殖因子に働くシグナルを遮断してがんの増殖を抑えようとしても、がん細胞は別の経路を使って「振り替え輸送」をしてしまう。こうして分子標的薬の攻撃を「ステルス」能力でかわすこともできる。 

がんが転移するにはニッチと呼ばれる間質細胞が必要で、転移先のこの細胞がないと転移が成立しないと考えられている。しかしがん細胞は、自分の周りにニッチを作って、ニッチごと転移してしまうこともできる。


ジエンド・オブ・イルネス 病気にならない生き方ジエンド・オブ・イルネス 病気にならない生き方
本書『ジエンド・オブ・イルネス』では、これまであなたが「健康的だ」と思っていたことを覆すような考えが次々に語られる。  病気とは何か? 健康とは何か?   第一線の医師、研究者としてがんと戦い続けてきた著者がたどりついた結論は、「過去数十年間にわたって私たちは、間違った見方をしてきた」ことだという。  体が非常に複雑なシステムであることを忘れて、健康・不健康のただ一つの原因、たとえば遺伝子の変異や欠損、細菌、血圧、血糖値の異常などを見つけようとしてきた。このような近視眼的な見方によって、私たちは道に迷い、またより新たな治療法や薬の開発に駆りたてられてきた。

 

【私のブログ記事】『ジエンド・オブ・イルネス』過剰なビタミンCはがんを育てる

『ジエンド・オブ・イルネス 病気にならない生き方 』は更に刺激的でした。初版が出て1年もしない昨年10月に改訂版が出て50万部のベストセラーとなり、ニューヨークタイムズなどが絶賛しています。邦訳版もときを措かずに8月に出版されました。主な内容は、

    今のがん治療は間違った方向に進んでいる

    サプリメントはあなたの体を弱くする

    がん細胞はビタミンCが大好き

    タンパク質検査は医学に革命を起こす

    遺伝子検査で病気のリスクを知ろう

    生鮮野菜は思ったほど新鮮ではない

    運動はエピジェネティックに遺伝子を変える

    腸が喜べば体全体が健康になる

    高齢者でも運動により抗加齢遺伝子が発現する 

著者は、マルチビタミンやビタミンDは摂る必要もないし、摂るできではないとする一方で、アスピリンとスタチンは積極的に摂るように薦めている。そのために、多くの批判や、製薬会社の回し者ではないかという、あからさまな中傷も受けたという。しかし、全体を見るとごく常識的で真っ当なことを書いているように思える。新鮮な野菜や果物、魚類を食べなさい。定期的な運動を欠かさないようにしなさい。規則正しい生活をして必要な睡眠を取りなさい。必要な栄養素はサプリメントからではなく食事から充分に取れているから、金を払ってまで小さいとはいえリスクのあるものを服用する必要はない。米国対がん協会のガイドライン『がんになってからの食事と運動』に書かれている内容とほとんど変わらないことを主張している。

人間の身体は複雑なシステム(複雑系)であるであるから、ある現象には有効であると思われる介入であっても、それが他の部分に悪い影響を与えるということは、頻繁に観察される。人間の身体は恒常性(ホメオスタシス)を保とうとする高機能なシステムである。ビタミンDを例にホメオスタシスを細胞レベルで見れば、細胞の表面にあるビタミンDの受容体は、周囲にあるビタミンDの濃度の応じて受容体の数を変化させる。必要な量を過不足なく摂るようにできているのであるから、大量のビタミンDを服用したからといって、それが細胞に取り込まれるわけではない。むしろ有害になる。


健康不安と過剰医療の時代健康不安と過剰医療の時代

現代は江戸時代より「進化」していると言われる。進化のシンボルが科学技術の発展である。確かに江戸時代までは高度医療も保険制度もなく薬は高かった。であるから病気にならないことが重要で、「養生」が生活の上で大切な役目を果たしていた。

 一方、今の日本では薬は満腹になるほど出してくれるし、レントゲンやCTは無制限に撮ってくれる。が、何かおかしいと常々思っていた。薬の処方や治療は最後の手段だろう。不安感だけで治療する必要はあるのだろうか? 本書はその疑問に答えてくれた。ずばり「健康不安」と「過剰医療」を暴いている。

 

【私のブログ記事】健康不安と過剰医療の時代

現在のがん治療を考えてみれば、当時と比較して使える薬や抗がん剤は格段に増えた。しかし、それで治る患者が増えたのかどうか、はっきりとは分からない。小さい腫瘍でも見つける技術が進歩したから、治癒率が上がったのだとも考えられるからだ。長生きするようになったからがんになる人も増えている。それやこれやで、当時と今を単純に比較することは難しい。難しいが、今の医療を巡る状況はどこか変だ。変だと多くの人が思っている。

わずかな延命効果があるからと、地獄の副作用に耐えることを強いられる。これって「がん細胞をやっつけるためなら、命は要らない」ということか? 原発を巡る論議でも「快適な生活をするため(金のため)なら、命は要らない」という意見がまかり通っているようにみえる。あるいは「治療費が払えなくて自殺する」事件が報道されたりもする。命が惜しいのか惜しくないのか、よく分からない事件だ。当人にとっては切実なんだろうが、何かが変だ。

いまや医療はサービス業になり果て、サービス業だから患者は大切な顧客であり「患者さま」と呼ばれるようになった。「患者さま」と呼ばれる客にとっては、よりよいサービスを、どこよりも廉価に受けることが合理的選択だとなってしまう。モンスター・ペイシャントは医療の側がつくりだしたのである。教育の世界も同じだ。教育の目的が「良い大学、良い就職先、安定した会社」となった。つまり、苦労せずに、良いサービス、経済的利益を受けることが最善の合理的目的となったから、同級生の足を引っ張ることは、もっとも合理的に自分の利益を最大化する手段となった。いじめでその生徒が自殺してくれればもっとも効果的だということにもなる。

医療の世界では「よりよい医療」を提供することが良いことだと信じられ、微塵も疑うことなく「善意の下で」進められている。

 

「子宮頸がんワクチンは無意味で効果がない」や「生活習慣病」というときの、病気は自己責任だという厚生労働省の狡猾な罠がひそんでいる話や、『検診病』にならないようにして、細かな数値よりも自分の体の感覚を大事にしなさい、など、「何かが変だ」という疑問に対して「これが変だよ」という一つの回答を示してくれる。


京都府立医大のがん「温熱・免疫療法」京都府立医大のがん「温熱・免疫療法」
治るがんは、より確実に治す。治療後の転移・再発を防ぎ進行がんに対する標準治療の効果を高める。体にやさしく副作用もない。末期がんにも威力を発揮。常識では考えられないケースが続々!驚異的な効果を誇る治療法とは。 

 

 

 


臨床瑣談臨床瑣談
“SSM、通称丸山ワクチンについての私見”はじめ、ガンを持つ人の日々の過ごし方、院内感染に対する患者自衛策など6章。長年の精神科医の経験が生んだ物語。

 

【私のブログ記事】臨床瑣談 中井久夫

「ガンを持つ友人知人への私的助言」の章では、「闘病という言葉は使わない方がよいのではないか。なぜなら癌と闘うという意識は、交感神経を刺激して免疫力を低下させる」。「顕微鏡下で副腎皮質ホルモンがリンパ球を壊すのを見た。だからリンパ球はストレスに対して非常に弱いのだ」。

「肺活量が大きい人は癌生存率が高そうだ。栄養や血液にたくさんの酸素が供給され、それがリンパ球の活性化に繋がっているようだ」などの指摘はなるほどと思う。

プロバイオティクスについては、ヤクルトを勧めている。人体で乳酸菌しかいない箇所が二カ所ある。それは新生児の胃と女性の膣だそうだ。だから少量の乳酸菌飲料を局所に入れれば膣は清浄になる。お産のときなどの感染を防ぐことができる。しかしメーカーがこれを宣伝しないのは企業イメージをおもんばかってのことだという話を、その会社の一社員から聞いたという。膣への乳酸菌飲料はともかくとして、彼はガン患者から相談を受けると乳酸菌飲料ではヤクルトを勧めているらしい。

臨床瑣談 続 最後に「SSM、通称丸山ワクチンについての私見」。中井さん自身も丸山ワクチンを使ったこともあり、丸山博士と会った最後の世代としての責任から、言っておかねばならないという想いが書かれています。医学部教授が癌になったとき、助教授が丸山ワクチンをもらうため、身分を隠して日本医大へ行くのを何度かみたそうです。彼は「ダブルスタンダードではないか!」と怒りを覚えます。中井先生は堂々と医者の名刺を渡して講演を聴きに行ったら、丸山先生から部屋に招かれてお話を伺うことができた。こんな若造に対しても鄭重な応対をしていただいたことに、先生の孤独を感じたといいます。


がん治療 迷いのススメ セカンドオピニオン活用術 (朝日新書)がん治療 迷いのススメ セカンドオピニオン活用術 (朝日新書)
現状のがん治療には多くの落とし穴が…。そこから身を守るためにも必要なセカンドオピニオン。いつ、どのようにセカンドオピニオンを受けたらいいのか?そのために患者がしなければいけないことは?医師に患者にもプラスになるセカンドオピニオンとは。 

 

 

 


わたしの病気は何ですか?――病理診断科への招待 (岩波科学ライブラリー)わたしの病気は何ですか?――病理診断科への招待 (岩波科学ライブラリー)

普段は顔を合わせることもない病理医の大切な役割。がんは「顔つきで判断する」

 

わたしのがん細胞をみたい。どうしてこの診断がなされたのか、知りたい。そんな患者の要望に、“医療の黒子”病理医が直接応えてくれる時代がきた。「検査」にまわされた、わたしの細胞の行方やいかに?―患者の病変をつぶさに検討し、病名をつきとめる「病理診断」の現場をわかりやすく紹介する、初めての一般書。


最高の医療をうけるための患者学 (講談社+α新書)最高の医療をうけるための患者学 (講談社+α新書)

運命を切り開く賢い患者の行動学!!

日野原重明氏推薦!!「米国一のがん専門病院で20年近く働いた日本人医師の上手な医療の受け方の解説書です」

“患者の声”が、がん治療を変える!日本でも患者参加型の「チーム医療」は実現できる!!

日本の医療はまちがいなく、世界でいちばん高いレベルの技術を持っています。それなのに欧米より劣っていることばかりが取り沙汰されるのは、一体なぜでしょう。これは、医療技術が高くても、医療の質が高くないということです。自分に何ができるか……僕は医師と患者さんのコミュニケーションのあり方を根本的に変える「参加型医療」、がんの集学的治療を効果的に行うことができる「チーム医療」を日本に根づかせようと、活動をしてきました。では、医療の質を向上させ、患者さんにとって満足度の高い医療を実現させる、変革のスピードをあげるにはどうしたらよいのでしょうか……いますぐにでもその恩恵にあずかれるかどうかの鍵をにぎっているのは、じつは患者さん1人1人の行動なのです。

●あなたの行動で病院を変える

●チーム医療ががん患者を救う

●自分の病気を説明できますか?

●必要な情報を病院で集めるコツ

●患者の質問力が医療者を育てる

●マスコミ情報にすぐ飛びつかない

●標準治療と最新治療のちがい

●最悪の事態は健康なときに考える

●医師と意見が合わないとき

●「治療はこれしかない」には要注意 


疑似科学入門 (岩波新書)疑似科学入門 (岩波新書)

占い、超能力、怪しい健康食品など、社会にまかり通る疑似科学。そのワナにはまらないためにどうしたらよいか。また地球環境問題など、科学の不得手とする問題に正しく対処するにはどうしたらよいか。さまざまな疑似科学の手口とそれがはびこる社会的背景を論じ、一人ひとりが自ら考えることの大切さを説く。 


【私のブログ記事】ガンの患者学研究所 (1)

疑似科学であるかどうかを知る目安として、それをどんな人間が言っているかを見て判断する方法がある。私の判断基準を示しておこう。

一般に科学者は疑い深いから直ちに結論を出すことを避ける。明らかな証拠がないと、さまざまな可能性を考えてしまい、歯切れが悪くなるのだ。真実に忠実な科学者であるほどその傾向が強い。だから、そのような科学者にはテレビ局から声がかからず、人々に知られることが少ない。

しかし、目立ちたがり屋の科学者もいるし、自分こそは権威であると自認している科学者もいる。自分の知識をひけらかし、何にでも口を出したがる科学者である。これらの科学者に共通した態度は、知識に欠けている者を見下し、「こんなことも知らないのか」と尊大に振る舞うことである。あるいは、自分の意見が最善であると強調して、他人の意見に耳を貸さない態度も共通している。独自の意見を持つのはよいが、唯我独尊になっては見苦しい。


治療をためらうあなたは 案外正しい治療をためらうあなたは 案外正しい

医療現場で治療方針を決定していく際、「治療をおこなったらどうなるのか?」という点に焦点を当てていくことが多いです。

しかし、この本では、さらに「治療をおこなわなかった場合どうなるのか?」という視点が追加されています。

その結果、『「治療をおこなわない」という 選択肢の可能性もあるのではないか?』

ということが、生活習慣病、風邪、花粉症、腰痛などを題材にして議論されています。

本の帯には「胃ガンを放っておいた人が、5年後に生存している確率は?」「高コレステロールの中高年女性が、心筋梗塞をおこす割合は?」「アトピー性皮膚炎は何%ぐらいの人が自然に治る?」「ガン検診を受けていれば、あなたがガンで死ぬ確率は減る?」とやや過激とも思われる文章が並んでいます。

ただし、西洋医学を否定しているトンデモ本ではありません。

本書の主旨は、本文中から引用すると「この本の目的は考える材料を提供し、読者のみなさん自身にどうしたらいいか考えてもらおうというものです。」となっています。

がんの補完代替医療を科学する!>より抜粋


医学は科学ではない (ちくま新書)医学は科学ではない (ちくま新書)
臨床現場ではすべてを「科学」で解決できるわけではない。患者のほうが非科学的な治療を望むことも多々ある。科学的データか、患者の声か。現場の生々しい本音を紹介しながら、医療のジレンマを探り、臨床医学の虚構を暴く。

 

EBM 最良の証拠が限定される。 患者の意志に左右される。

100人に1人効いても無効か?

現在医学の50%はEBMに基づかない。風邪に抗生物質は無効、細菌性二次感染の予防目的の投与も必要ない。日本呼吸器学会

腕の良い医者がいる→医学が科学ではない証拠。

EBMだけでは医療の現場は回らないことはたしか。


わたしたちはなぜ科学にだまされるのか―インチキ!ブードゥー・サイエンスわたしたちはなぜ科学にだまされるのか―インチキ!ブードゥー・サイエンス
人々を騒がす「UFO」騒動、政府や大企業が莫大なカネをつぎ込んだ「常温核融合」開発や「宇宙ステーション」計画、本当に効くのか「磁気療法などの健康療法」、正確なデータのなに「電磁波の影響」問題―これらあなたをねらう「科学の顔」をしたニセ科学のからくりを、米物理学会ワシントン事務所長ロバート L. パーク博士(メリーランド大学教授)が暴く!